挑戦も失敗も
成功への経験に!
「ありがとう」と言われる
仕事を目指したい

松本 亨

本店 土木部
2018年入社

PROFILE

熊本県出身。兄の後を追い、高校は土木科へ進学。入社前の現場体験で、山を切り崩す大型重機の迫力と先輩たちがかっこよく指示を出しながら働く姿に、心をつかまれ宮本組の一員に。子どもの頃から大好きなエギング(イカ釣り)に出かけることが、休日の楽しみになっている。

地域のために働く
祖父の背中を追いかけて

幼い頃から、重機に乗って働くじいちゃんを手伝ってきました。みんながいつも、じいちゃんに「ありがとう」って言ってくれるんです。地域に貢献しているじいちゃんの後ろ姿がたくましく輝いていて、僕も同じ仕事がしたいとずっと思っていました。実際に働き始めると、何もない状態から造り上げ、完成させた時の達成感がすごくて、喜びの大きい仕事だと実感しています。ほとんどの仕事は基礎を支える部分の、人目につかない仕事ですが、努力と汗が実り、みんなの役に立っているんだと思うと、地域に貢献できていることがとてもうれしいです。

苦手だったコミュニケーションを
楽しめる毎日になった!

もともと人と話すことが苦手で、入社1年目は所長によく注意されました。現場に出ても誰ともしゃべらないうえ、報告・連絡・相談ができなかったんです。例えば、資材を発注しなくてはいけないのに「お願いします」が言えなくて在庫がなくなり、みんなの仕事の手を止めてしまったこともありました。
そんな僕に、所長が毎日のように指導してくださったのは「どんなことでもいいから、誰かに自分から話しかけろ」ということでした。毎晩「明日は何を話そうか」と考えながら眠りに就いていましたね。そうやって、前日のニュースや世間話など、小さなネタを見つけては自分から近づき、話の幅を広げていったんです。
すると、それまであまり話さなかった人も、たくさん話しかけてくれるようになりました。プライベートのことも話せるようになった結果、仕事も滞りなく進めていけるようになれたんです。
いちばん変われたのは、コミュニケーションが苦手ではなくなったこと。そして、頭で考え過ぎて動き出せなかった僕が、気づいたことに対してすぐ行動がとれるようになったこと。いつしか、現場が変わるたびに新しい出会いがあることを、楽しめるまでになれていました。自分から相手に近づいて、距離を縮めていくことが大切なんだと学びました。

失敗を恐れず挑戦すると、
まわりのやさしさと感謝を手にできた!

宮本組は、「失敗させてもらえる職場」と言ってもいいかもしれません。コミュニケーションが取れなくて大変だった新入社員の頃から、3年が経とうとしていますが、失敗もどんどん積み重ねたうえで、成功スキルを身に付けられた3年間だったと思っています。もちろん、失敗は避けなくてはいけないのですが、大切なことは失敗を恐れず挑戦していくこと。挑戦しなくては経験になりませんし、失敗も経験だと捉えればそこから学ぶことはいっぱいあります。
僕の場合は、陰で自分の失敗を支えてくれていた、先輩たちの優しさを知ることができました。例えば、在庫の確認を怠ったり、材料を注文し忘れた時、さりげなく資材を先に回してくれたり、みんなの作業の手が止まらないよう段取りをされていたり、皆さんに本当に感謝することができました。先輩方にしていただいたことを、今度は僕が後輩にしてあげたいと思っています。

信頼づくりを目標に、
大きな仕事の大きな達成感を目指す

宮本組の現場は、とても勢いがあり活気にあふれた職場です。現場では、先輩たちだけでなく上司も力になってくださり、意見にすぐに耳を傾けてくださいますし、的確なアドバイスもいただけます。現場の活気は、こうした積極的なやりとりから生まれているのだと思います。
たくさんの協力業者の方と一緒に仕事をする現場では、工期を守るため、スムーズな進行をかなえる調整と段取りが求められます。一番大切なのは、丁寧に相手の話を聴くこと、そして意見や提案をしっかりと聴いたうえで作業工程を調整することだと、先輩方の姿から学びました。僕はまだ、せいぜい翌日までの段取りしかできませんが、先輩方は1週間、1カ月先まで見越した仕事をされています。そうした仕事ぶりが協力業者の方々からの信頼につながり、ひいてはいい仕事の仕上がりになるのだと感じました。
先輩方に近づくために、僕も現場での経験をたくさん積み、資格取得の勉強もしっかり進めようと思っています。そしていつか、もっと大規模な現場で、さらに大きな達成感を味わいたいと思っています。

本当に自慢したいのは、
みんなで合わせた心と力

自分が携わった現場が完成した時、「ここは自分がつくったところだ」と自慢できるのは、やっぱりうれしいです。最初の仕事では、いろいろな協力業者の方の力を借りながら夜遅くまで作業に取り組み、みんなで力を合わせて完成させることができました。
ダムや高速道路、太陽光発電所の造成工事など、規模の大きな現場が数多くあること、大型重機での迫力ある仕事ができること、それら宮本組にしかできないことを自慢したいし、みんなが力を合わせる現場から生まれている仕事なのだということも誇りたい。そしていつか、「僕がつくった高速道路だ」と、じいちゃんを連れていきたいと思っています。

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