現場への愛情と
チームワークで
「人に話したくなる仕事」に
取り組みたい

小笠原 秀明

名古屋支店 土木部 所長
2001年入社

PROFILE

広島県出身。入社3カ月目から高速道路の現場一筋20年。山を切り崩すダイナミックな仕事は、「挑む相手が大きいほどやりがいを感じる」と語る。学生時代はバスケットボールに打ち込み、休日は親子でシュート練習を楽しみながらリフレッシュをすることも。

業界の先頭を走る会社で、
仕事がしたかった

学生時代は建築にも興味があったのですが、専攻したのは土木工学。学んでみると、デザインを創造する建築より、ものを形にする土木のほうがおもしろくて、自分には合っていると思いました。
宮本組の魅力は、全国展開という規模の大きさ。同じ仕事をするなら業界の先頭を走る会社で、やりがいを感じながら働きたいと思い入社しました。工事の最初から最後まで、ものができあがっていく過程を自分の目で確かめながら、完成した姿を見ることができるのも大きな魅力でした。

いい仕事をするには、
自ら経験を積み重ねること

入社した年の夏に就いた2か所目の高速道路現場は、特に印象に残っています。道路を通すために必要な敷地の造成に向け、山を掘削することから始まり、コンクリートを使って構造物をつくること、さらにできあがった建造物の竣工検査の立ち会いまで、一通り経験することができました。すでに工事が始まっている現場に途中から入ったり、まだ工事が完成しないうちに他の現場へ移動したりするケースも多々ある中、ひとつの現場でゼロの状態から仕上がりまで携われたことは、貴重な経験になりました。報告や連絡が上手くできず、叱られてばかりだったことも含め、今の私に役立っているすべての経験をさせていただいた現場でした。
宮本組の仕事には、仕上げる形状の図面はありますが、山を切り崩す設計図はありません。目指す状態にたどりつくまでのやり方は、それぞれの現場によって異なります。経験がなければ作業の段取りや仕上がりのイメージさえつかめないので、いい仕事をするためには経験することが大切なのです。

任せて見守り、待つことが最強の指導

若手社員たちを見ていると、言われたことをするだけでなく、自分で考えて先へ進むことにもっとどん欲になって欲しいと感じます。実は私も入社3年目くらいまでは、仕事の辛さが先に立ち、喜びや楽しさを感じることがなかなかできませんでした。でも、ある程度のことを任され自分で考えて取り組むようになると、仕事ができた時の達成感が、喜びややる気になっていったのです。
そんな経験から、若手社員たちにもできるだけ任せるようにしています。当時の私のように仕事の喜びや達成感を見出だせるよう、自分自身で経験を積んでもらいたいのです。口を出したくなる時もありますが、若い社員の思いや意思を尊重したいので、黙って見守るようにしています。万一何かあっても、私が怒られればいいだけですから(笑)。
若い社員たちが成長していく様子を見るのは楽しいです。例えば、現場全員の前で話をするとき、私の代わりを任せてみたら、想像以上にしっかり言葉をかけられるようになっていたり、自ら発注者と打ち合わせができたり、協力業者の方々とコミュニケーションをとりながら仕事を進められるようになっていたり……。一人ひとりの個性を見極めながら指導するのは、難しい時もあります。成長のスピードもそれぞれですが、伸びていく姿には頼もしささえ感じています。

現場に愛情を持てなければ、
喜ばれる仕事はできない

私が上司から教えられたことで最も印象深いのは、「現場に愛情を持て」ということです。「自分が任された現場は、最後まで責任を持ってまとめよう」という熱い思いがなければ、いい現場はつくれないという意味です。
例えば、現場でカラーコーンや安全看板が、倒れていたりおかしな方向を向いていたら、自ら率先して整えるようにしています。現場の乱れは気持ちの乱れ、ひいては仕事の乱れにつながります。現場づくりの基本は、先頭に立つ人間が自らの行動で見せることです。その積み重ねが現場への愛情になり、いい仕事につながっていきます。この上司との出会いによって学んだ仕事の基本姿勢や情熱が、今の自分の核となる考えを持つことにつながっていると思っています。
実は以前、私がいた現場のすぐ近くの工事現場に、その方が所長としていらっしゃっていたのです。「成長したな」と声をかけてもらえたのは、本当にうれしかったですね。

みんなの気持ちが一つになる、
それが「人に話したくなる仕事」

「宮本組に、工事をしてもらってよかった」
ひとつの現場を終えた時、発注者の方からいただくこの言葉は、達成感を感じられる一番うれしい一言です。
私たちの仕事は、一人では何もできません。一緒に作業に取り組む人、若手の従業員や事務スタッフたちなど、いろいろな人の協力があってひとつの現場が成り立つ、いわばチームの仕事です。一人ではなく皆でつくることが、この仕事の面白さであり楽しみでもあります。
ものは人がつくりますが、ものをつくっている人も、人がつくっていくものだと思っています。「宮本組にやってもらってよかった」という言葉には、現場で気持ちを通い合わせ、互いを思い合いながら、一緒に愛情を込めてものづくりに取り組むチームワークをほめていただいたのだと思っています。
「宮本組の一員でよかった。一緒に仕事ができてよかった。」
そう思い合える「チーム」であること。それが、私にとっての「人に話したくなる仕事」なのです。

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