重機オペレーターから
施工管理者へ、
チームで働く楽しさと
醍醐味を実感中

藤本 彰蔵

本店 土木部 所長
1999年入社

PROFILE

兵庫県出身。車やバイクが好きで、高校は機械科に。大型重機に魅せられ、重機オペレーターとして入社。14年間、オペレーターとして重機土木工事の経験を積み施工管理者へ。最近うれしかったことは、長男が、自分と同じものづくりに興味を持ち、理系の道を歩み始めたこと。

心をつかまれた、
大型重機の迫力!

見学の際、初めて現場で目にした大型重機の迫力に圧倒され、「自分の手で動かしたい!」と思いオペレーターとして入社しました。初めて運転したのは、入社後に免許を取った1ヵ月後。ロックフィルダムの現場で、大型バックホウを運転しました。操作レバーを持つ手は汗まみれでしたが、やり終えた時の達成感は大きく、自信になったことも覚えています。その後も、先輩たちの操作の様子を見学したり、休憩時間に質問や相談をしながら現場で覚えていきました。大型重機のオペレーターは、日々地形が変わっていくのを身近に感じられることが醍醐味。ダムを掘削するために、山の高みからどんどん下っていくのは怖さもありますが、そこに存在しないものを造っていく仕事は本当に楽しいです。

数々の現場経験を力に、
管理者の道へ

たいていの場合、十数人で一緒に現場に入りますが、「乗り込み」と呼ばれる最初の道づくりや場所づくりを行う際は、重機が1、2台しか入れません。ここできちんと準備工事ができなければ、仕事を進めることができない大切な役目なので、任された時は一番やりがいを感じていました。この作業には図面がありません、どの方向から現地に入るか、どれくらい地面を平らにするかなど、手探りの作業がすべて自分の経験値になっていきました。オペレーターとして多くの現場を踏み、いろいろな経験をしてきたことが、今、人に指示を出す施工管理者の仕事に生きていると感じます。
最近の現場にはICT技術を導入しています。あらかじめ数値が入力されているので、現場での計測はいりません。完成形を図面で確認しながら施工ができてしまいます。人が現場に足を踏み入れなくてもいいので、安全面の確保も可能です。宮本組での仕事には、当たり前に使う道具になってきていますから、当社の大きな強みの一つですね。

仕事に育てられ、
孤独な「反抗期」を経てチームのリード役に!

入社以来14年間、重機オペレーターを務めた後、施工管理者になりました。現在は重機を使った土木工事現場を任され、重機オペレータ―の手配や現場への配置指示、若手の指導などが主な仕事です。機械を動かすことから、人を動かすことへ仕事が変わりました。オペレーターは一人で重機を操作する孤独な作業ですから、チームで働いているような現在の仕事はとても楽しいです。
現職に就いて8年が過ぎましたが、現場で得た知識や経験を積み重ねる中で任される仕事も増え、上司や協力業者の方々、お客様とのやり取りを通じ、柔軟な対応力、コミュニケーション能力、判断力が身に付きました。まじめさだけが取り柄の私は、配属された当初はただがむしゃらに頑張っていました。しかし上司からのアドバイスや同じ現場で働く兄の姿は、計画から考え方まで私とは180度違っていました。発想が柔軟だったんです。
所長になると人の話を聞く機会が増え、みんなから出てくる意見や発想に触れるうち、自分の思いを突き通してきたそれまでの姿勢が変わりました。オペレーター時代は、反抗期だったのかもしれません(笑)。今では「こういうやり方もあるんだ」と、一番いい方法を判断することが面白くなっています。
しかし一番大きな変化は、人を信用し、感謝の気持ちを素直に持てるようになったことです。重機オペレーターだった頃は、任された場所だけやっていればよかったんですが、現在はあちこちに目を配らなくてはいけません。一人で現場全体は見られないので、「任せたぞ」「頼むよ」といろいろな人にお願いします。現場の作業がスムーズに進行できれば「ありがとう」という気持ちになり、信頼関係を築けるようになりました。今ではこの時代に働けること、仕事に育てられ成長できたこと、人との出会い、与えられた環境、すべてに感謝しています。

喜び合える仲間を増やし、
楽しく働いて欲しい

計画から、施工、工程管理、打ち合わせに至るまで、関わる人が増えるほど喜び合う機会が増える仕事です。自分が体験した感動や喜び、ものづくりの楽しさを、後輩に伝えていきたいですね。
若い人が育っていく様子を見るのは楽しいですよ。仕事を任せると、最初は「どうしたらいいですか?」と自信なさげに相談にきていたのが、いつしか私を通り越して直接お客様に対応しています。声がかからないのはちょっと寂しいですが、成長ぶりがうれしいですね。
現場では、自分で仕事の楽しさを見つけて、取り組んでいく社員が育ってほしくて、任せるところは任せ、見守るようにしています。私もそうやって先輩に育てられてきました。管理者の仕事は、信じて、見守ることかもしれません。とにかく、楽しく仕事をしてくれるのが一番です。
これから先は、時代の流れも早く、多種多様な変化があると思います。自分自身も新しいことに挑戦する姿勢を持ち続け、AIの活用や協力業者の方たちとのコミュニケーションを大切にしながら、スキルアップをしていきたいです。

未来に残る社会貢献事業、
それが宮本組の仕事

宮本組は、情報化施工による最先端技術の導入、よりよいモノづくりへの挑戦、住宅業や社員満足度向上イベントへの取組みなど、面白いことを次々に実践しています。家族や友人に話したくなる仕事、未来に残る社会貢献とも言うべき大きな仕事を、他にない大型重機とチームワークで動かしながら、共に築いていきましょう。

OTHER INTERVIEW

ENTRY

イベント申込(仕事体験・オンライン業界研究会etc)
エントリーはマイナビをチェック

INFORMATION

採用情報