見えないところで
頑張ることが誇り!
日本のライフラインを
支えたい!
山本 悠人
名古屋支店 土木部
2019年入社
PROFILE
兵庫県出身。小学生から高校卒業まで野球に打ち込み、今でも実家に帰省すると草野球チームで汗を流す。2年間の社会人生活で身に着いたのは、早寝早起きの規則正しい生活と、両親より年上世代の人たちとのコミュニケーン力。
土木の仕事の面白さに目覚めた、
宮本組との出会い
通っていた専門学校では、大型重機の運転免許取得を中心に学ぶ学科で勉強していました。でも当時、土木関係の仕事には正直あまり興味がなかったんです。進路を決める時期になり、会社訪問で宮本組を訪れた時、工事現場の発破作業を初めて見学しました。発破の瞬間、振動が地面から体に伝わり、石が飛び散らないよう覆われていたシートはドーンと真上に持ち上るなど、すごい迫力でした。それでも「今日は火薬の量が少ない」と説明されて、「じゃあ、いつもはどれくらいなんだ?」と興味が湧いてきたんです。
さらに宮本組は、ここにしかない大型重機をはじめ数も豊富に揃った兵庫県を代表する企業。地域に根付いた長い歴史もあります。「この会社で大型重機を動かしてみたい!」と思って入社を決めました。
チームワークに支えられ、
一つひとつの仕事を身につけてゆく
大型重機を動かせると思って入社したんですが、実はちょっと違ったんです。僕の仕事は、どの運転手の方にどの重機に乗っていただくか、どの場所でどんな作業をしていただくかを采配すること。つまり、重機を動かす「人」を動かす仕事だったんです。それぞれの大型重機のことを知らないと仕事の段取りにつなげられず、仕事の段取りがわかっていないと重機の配置も決められない。そんな最初の壁をクリアするため、重機の運転オペレータ―さんたちに質問しながら、ひとつずつ確認して理解していきました。その結果、仕事の流れを学べただけでなく、自分のコミュニケーション力を高めることもできたと思っています。 現場では、受け取る指示をちゃんと確認して行動する大切さも実感します。ある時、雨水を排出するための釜場(※)を作るよう指示を受けました。自分の判断では「これくらいの大きさで大丈夫だろう」と思ったんですが、「もっと大きく作らないと水があふれてダメだよ」と、協力業者さんがアドバイスをくれて事無きを得ました。
宮本組のいいところは、こうしてやさしく教えてくれる協力業者さんをはじめとするチームワークの良さ。上司と部下、先輩と後輩もとても仲がいいんです。所長とはいろいろな話ができますし、辛い時に相談に乗ってくれる先輩もいます。頑張っている同期たちの様子に刺激を受けて「自分も頑張ろう」と思えるのも励みになっています。
※釜場:工事現場の水をポンプで排水するため、一度水を集めるための穴や窪み
自分が経験して初めて、人を動かす仕事ができる
チームワークを活かした大きなモノづくりができることが、宮本組の魅力だと思っています。
僕はまだ、高速道路やソーラーシステム現場の造成などで、工事の途中から加わり、途中で他へ移るという働き方でしか携わっていませんが、それぞれに異なる工種を体験させていただき勉強になっています。例えば、生コンを奥まで均一に入れる作業や、協力業者さんたちと一緒にスコップを持って土をならす作業などを経験してみて、体のしんどさや神経を使う作業の大変さがわかりました。人に動いてもらうための指示や管理は、まず自分がやってみることが大切だと感じました。
そんな中、4つ目の現場で初めて重機の選定や人員配置を任せてもらいました。右も左もわからない状態でしたが、周囲の人に教えてもらいながらやり終えた時はホッとしました。こうした経験を一つひとつ積み重ねて、自信につなげていきたいと思っています。
先輩から受け取った学びを、
後輩たちへつなぎたい
まずは、人と重機を現場の適材適所に配置できるようになることが目標です。そのためにも、いろいろな経験を積む必要があると感じています。例えば、今はまだ図面を見ただけでは、立体的な仕上がりの想像ができません。どの場所に、どんな構造物ができるのかわかって初めて、みなさんの話にもついていけるので勉強したいです。
また、失敗した時でも、指示されるままに行動するのではなく「こういう工夫をしようとしているんですが、どうでしょう?」と、自分で考えることを少しずつでも意識していきたいと思っています。
そしてもう一つ、自分が先輩から教えてもらったことを、後輩に伝えていくことです。初めて入った現場で教えてもらった、「まずは、土木ってこういう仕事なんだなという雰囲気を知ることが大事だよ」というアドバイスや、カラーコーンを整然と並べながら「土木の現場は見栄えが大事」と言われた指導など、たくさんあります。人に話すことで、自分の振り返りにもなるので大切にしたい目標です。
この仕事は、
縁の下の力持ちだからカッコイイ!
地図の中に一生残り続ける、高速道路やダム。地図には残らなくても、地元の人の役に立てるソーラー発電や貯水池。どれも縁の下の力持ちとしての仕事ですが、みんなの生活に密着したものばかりです。たくさんの人に喜ばれ、感謝していただける仕事に携われることが、自慢でありやりがいでもあります。
大型重機で一つの山を切り崩し、新しい風景を作ってしまう。そんなスケールの大きな宮本組の仕事を形にしていくことが、人を采配して動いてもらう僕たちの役目。現場の頭脳ともいえる仕事を、一緒に担っていきましょう。